ダイナドレスデン（1992年生、母キクカドレスデン）

ダイナドレスデン（1992年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアスワン（当時13歳）と交配したキクカドレスデンが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）飛渡牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の十和田湖特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

高木嘉夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

10月8日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のナカミエレガンスをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

11月5日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳500万下のきんせんか賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

3歳（1995年）

10月15日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4歳（1996年）

4月13日、約6か月の休養明けで迎えた4戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた6戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

6月8日、中3週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田未崎騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はウィステリアガイと並んで2着同着となった。

7月7日、中3週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の妙高特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田未崎騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた10戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の江差特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた11戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の十和田湖特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のタイキエンプレスに3馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

10月12日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の燕特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた14戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の本栖湖特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田未崎騎手（6戦0勝）。17頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた16戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に敗れた。

5歳（1997年）

8月31日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（7戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（8戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

9月21日、連闘で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田未崎騎手（9戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

10月12日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の渡利特別（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田未崎騎手（10戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。