オーデットエール（2015年生、母スカイアライアンス）

オーデットエール（2015年1月29日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「強いビール。勝ってビールで乾杯」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時14歳）と交配したスカイアライアンスが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。2017年の萩ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、追分ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、中村昭博によって1,836万円で落札された。

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

7月30日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のディアサルファーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月27日、中3週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

10月28日、中8週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタイムフライヤーにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

11月12日、中1週で迎えた4戦目は、2歳500万下の黄菊賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3歳（2018年）

2月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月7日、中7週で迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

4月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあずさ賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

11月17日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1900m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

4歳（2019年）

3月17日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

7月28日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

8月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

11月10日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた15戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの栄特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

5歳（2020年）

2月2日、中7週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

4月26日、中9週で迎えた18戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの燧ヶ岳特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

5月30日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

2020年6月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。