ダノンロッソ（2014年生、母クリムゾンブーケ）

ダノンロッソ（2014年1月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+赤(伊)。母と同じく真っ赤な花を咲かせるように」。毛色は青鹿毛。種牡馬のダノンシャンティ（当時7歳）と交配したクリムゾンブーケが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2020年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で2着に入った他、2021年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ダノックスによって3,240万円で落札された。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

1月7日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスペシャルホースに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

1月28日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウハチクを強烈な末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

2月19日、中2週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のつばき賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月28日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月25日、中3週で迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月20日、中5週で迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた10戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

10月14日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のクリノライメイに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月19日、中4週で迎えた12戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたシロニイ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月16日、中3週で迎えた13戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた14戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2017ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド中山2戦（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

4歳（2018年）

2月4日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

3月10日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月26日、中6週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の與杼特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

7月1日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったキタサンタイドーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月8日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフォルツァエフに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

11月25日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

5歳（2019年）

2月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

7月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた24戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。3着に入った。

8月3日、中3週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のフラットレーに2馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

10月19日、中6週で迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月7日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6歳（2020年）

2月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた29戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

4月11日、中6週で迎えた30戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

10月10日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月19日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた33戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったキャプテンペリーから2馬身差の2着となった。

7歳（2021年）

2月6日、中6週で迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

2月20日、中1週で迎えた35戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月6日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた36戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 小雨/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月4日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた37戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

8歳（2022年）

2月12日、中9週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた38戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月23日、中9週で迎えた39戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝3350m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

2022年4月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。