ツリーチャイム（2011年生、母チューブラーベルズ）

ツリーチャイム（2011年2月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「打楽器の一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンズ（当時15歳）と交配したチューブラーベルズが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地8戦0勝2着2回、地方14戦0勝。

経歴

デビュー前

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

3月9日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

4月26日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

5月31日、中4週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

7月6日、中4週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンタレジーナに3/4馬身届かず2着となった。

7月19日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

8月3日、中1週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

8月23日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたビーチドラゴン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のハマシギ賞（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2015年）

1月15日、中5週で迎えた10戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のヒヨドリ賞（船橋ダート1500m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた11戦目は、早春スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は小杉亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定戦のツグミ賞（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた13戦目は、幸手ハッピーハンド賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小杉亮騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦のチドリ賞（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小杉亮騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小杉亮騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月22日、中1週で迎えた16戦目は、ダイアモンドターン賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小杉亮騎手（6戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた17戦目は、南風特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小杉亮騎手（7戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた18戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、新月賞（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた19戦目は、山百合特別（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月20日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定戦のウミネコ賞（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は小杉亮騎手（8戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦のカワセミ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（9戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

9月9日、中4週で迎えた22戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小杉亮騎手（10戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。