ラセレシオン（2012年生、母アルゼンチンスター）

ラセレシオン（2012年5月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「選抜（西）。サッカー・アルゼンチン代表の愛称」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時12歳）と交配したアルゼンチンスターが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地7戦3勝。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,600万円（65万×40口）で一口馬主が募集された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

4月26日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。17頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のデイトリッパーに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

10月11日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた5戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に敗れた。

4歳（2016年）

5月14日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のメリーウィドウに2馬身半の差をつけて休み明け初戦を制した。

5歳（2017年）

1月29日、約8か月半の休養明けで迎えた7戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のコパノビジンを3/4馬身振り切って休み明けの一戦を物にした。