ダノンポピー（2015年生、母マネーキャントバイミーラヴ）

ダノンポピー（2015年3月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋花の一種。かわいい花を咲かせる存在になるように」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時14歳）と交配したマネーキャントバイミーラヴが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地5戦2勝。主な勝ち鞍は2018年の種市特別(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ダノックスによって3,024万円で落札された。

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

7月22日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

3歳（2018年）

1月27日、約6か月半の休み明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

6月16日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のイルーシヴゴールドに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上500万下の種市特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のチャロネグロに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

4歳（2019年）

12月22日、約17か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg戻して迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのノエル賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着を確保した。

5歳（2020年）

1月18日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

4月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの野島崎特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したアストラサンタンに半馬身届かず2着となった。

5月17日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスのテレ玉杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

7月4日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの松島特別（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（5戦2勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

2020年11月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。