パワフルジョー（1992年生、母ムサシライン）

パワフルジョー（1992年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のスマノヒツト（当時11歳）と交配したムサシラインが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は宮本好弘。戦績は、中央平地10戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1995年のアラ系4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

10月8日、デビュー戦は小島貞博騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた3戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ビッグオムレツに交わされて1馬身半差の2着となった。

3歳（1995年）

1月14日、中3週で迎えた5戦目は、アラ系4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したスプリングブライトにハナ差届かず2着に甘んじた。

1月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、アラ系4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で小谷内秀夫騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリスクホープに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

2月11日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で小谷内秀夫騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

2月19日、連闘で迎えた8戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で小谷内秀夫騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3月11日、中2週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1700m 雨/重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で小谷内秀夫騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

3月19日、連闘で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で小谷内秀夫騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のシャインプリマをハナ差振り切って2勝目をマークした。