ツジノジョオー（1984年生、母イーストサイド）

ツジノジョオー（1984年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のターゴワイス（当時14歳）と交配したイーストサイドが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）石田牧場。戦績は、中央平地20戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の相川特別(400万下牝)。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

11月2日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は426kg。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

3歳（1987年）

1月10日、中3週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月1日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

8月2日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモンテテスコを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月16日、中1週で迎えた9戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

10月3日、中6週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキョウエイシラフジに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月15日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のビィクトリヤマリンに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

12月20日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

4歳（1988年）

6月11日、約6か月の休養明けで迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下の石和特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

7月17日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（福島芝1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の相川特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るベラミチヨを豪脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて制した。

9月25日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の加治川特別（新潟芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

12月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず15着に敗れた。

12月25日、連闘で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

5歳（1989年）

1月20日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。