カシノゼウス（2012年生、母ゲイリーアミューズ）

カシノゼウス（2012年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の主神」。毛色は鹿毛。種牡馬のスクワートルスクワート（当時14歳）と交配したゲイリーアミューズが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は柏木務。戦績は、中央平地12戦0勝、地方9戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の肥前特選。

経歴

デビュー前

日吉正和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

8月3日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 雨/重）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

9月6日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた7戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（5戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた8戦目は、2歳戦のミヤマキリシマ特別（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したグランデコマンドを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

3歳（2015年）

1月21日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の睦月賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のたんぽぽ賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（8戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（9戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（10戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（11戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

5月30日、中8週で迎えた14戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（12戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた16戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の肥前特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイチザラブを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月9日、中2週で迎えた17戦目は、オーガスト特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るグレイスナカヤマを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月18日、連闘で迎えた18戦目は、霧島賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で三村展久騎手（2戦2勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた19戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、セプテンバー特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダイメイハルオを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

9月20日、中1週で迎えた20戦目は、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた21戦目は、長崎街道牛津宿特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。