ナスタチューム（2017年生、母レディシャツィ）

ナスタチューム（2017年2月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ペルー原産の花。母の生産国、本馬の毛色より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時16歳）と交配したレディシャツィが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2021年の一般C17。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額3,000万円（7.5万×400口）で一口馬主が募集された。

笹田和秀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月5日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見所を作れず15着に敗れた。

3歳（2020年）

2月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

5月2日、中9週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた3戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた4戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

8月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

10月2日、中4週で迎えた6戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー56（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に終わった。

10月12日、中0週で迎えた7戦目は、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーバラウィニングに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月28日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、玉野川特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた9戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、アップビリオンに半馬身交わされて2着となった。

11月25日、中1週で迎えた10戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた11戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた12戦目は、小西眞還暦記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアクロスティックを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

4歳（2021年）

1月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた14戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のビオロンスコッツに2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

1月29日、中1週で迎えた15戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、新春中京競馬!ただいま開催中（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた17戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5歳（2022年）

2月7日、約11か月半の休養明けで迎えた18戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、一般C29（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

3月17日、中4週で迎えた19戦目は、好きです笠松競馬（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた20戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、一般C28（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4月7日、連闘で迎えた21戦目は、一般C28（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川智史騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた22戦目は、一般C26（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で細川智史騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

4月29日、中0週で迎えた23戦目は、太陽賞（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で細川智史騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

5月12日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、一般C27（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で細川智史騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた25戦目は、一般C24（笠松ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で細川智史騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた26戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で細川智史騎手（6戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。