フライバイワイヤー（2006年生、母プラウドウイングス）

フライバイワイヤー（2006年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「航空機の操縦システムの一種」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したプラウドウイングスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地16戦3勝。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額6,000万円（150万×40口）で一口馬主が募集された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

3月1日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るティアップムトオーを鮮やかな末脚でハナ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

8月23日、中8週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり最後はシングンリターンズと並んで9着同着となった。

9月20日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

4歳（2010年）

1月10日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月5日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマックスドリームをアタマ差振り切って2勝目をマークした。

11月14日、中9週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5歳（2011年）

1月5日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルレインを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を手にした。

2月6日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の早春ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6歳（2012年）

1月15日、約11か月半の休養明けで迎えた13戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

10月21日、約9か月半の休養明けで迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の甲斐路ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

7歳（2013年）

5月19日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。