ミスカッレーラ（2021年生、母スリーメロディー）

ミスカッレーラ（2021年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時18歳）と交配したスリーメロディーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻牧場。2024年の関東オークス(牝Jpn2)で2着に入った他、2023年のローレル賞(S2)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

川島正一厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2023年）

7月24日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、2歳戦のリアトリスデビュー（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレジェスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は約11馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

8月9日、中1週で迎えた2戦目は、R.クアトロ騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のリバーサイドアイドル特別（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコルベットに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月7日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳S2のローレル賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアメリアハートを3/4馬身振り切って負け無しの3連勝を決めた。

12月31日、中7週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったローリエフレイバーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3歳（2024年）

3月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンの桜花賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4月25日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンの東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

6月12日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったアンデスビエントに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

11月13日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンのロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月30日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、牝馬限定オープンの東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4歳（2025年）

2月20日、中6週で迎えた10戦目は、牝馬限定オープンの’25ネモフィラ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（5戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のキガサを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。