ピンクガーター（2000年生、母オーピーキャット）

ピンクガーター（2000年2月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ピンクの靴下留め。（兄はブラックタキシード、ブラックジーンズ）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時16歳）と交配したオーピーキャットが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地28戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

13歳のとき、ノーザンレーシングから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、藤沢牧場によって325.5万円で落札された。

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

2月8日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったオルターネイティヴに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

4月19日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったバリオスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエアカエサルに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月3日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はラブザビューと並んで2着同着となった。

8月16日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

4歳（2004年）

1月11日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

2月29日、中6週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のドゥループノーズをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

4月25日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のハクチカラメモリアル（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

7月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月24日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

11月20日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

5歳（2005年）

1月9日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

2月27日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

10月15日、約7か月半の休養明けで迎えた17戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ラヴァーズナットに3/4馬身交わされて2着となった。

11月6日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた19戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

6歳（2006年）

2月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るビュレットライナーを鮮烈な末脚でアタマ差だけ差し切って久しぶりに白星を挙げた。

2月26日、中1週で迎えた21戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の木更津特別（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月16日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

8月26日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

11月12日、中8週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下のみちのく特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は村田一誠騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（5戦0勝）。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて17着に終わった。