カイトウルパン（1995年生、母ナスノコブシ）

カイトウルパン（1995年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時8歳）と交配したナスノコブシが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）青南ムラカミファーム。戦績は、中央平地27戦0勝2着3回、中央障害3戦0勝、地方5戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1998年の名古屋チャレンジカップパイナップル賞。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

10月12日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月18日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3歳（1998年）

7月5日、約8か月半の休養明けで迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた4戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

8月2日、連闘で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた6戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップパイナップル賞（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のスノーエトワールに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月7日、中1週で迎えた9戦目は、名古屋チャレンジカップマーキュリー賞（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったマスコットローリエから3/4馬身差の2着となった。

10月17日、中0週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

11月17日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、名古屋チャレンジカップマース賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は松田大作騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったナルシルバーエースから1馬身半差の2着に敗北した。

11月28日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

4歳（1999年）

3月28日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた16戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた17戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

5月25日、連闘で迎えた18戦目は、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は松田大作騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったリキアイフジから半馬身差の2着となった。

6月16日、中2週で迎えた19戦目は、名古屋チャレンジカップマーキュリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月26日、中0週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したレオチャレンジャーにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月2日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた22戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したユタカカガヤキにアタマ差届かず2着となった。

11月6日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

11月27日、連闘で迎えた26戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

12月19日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

12月26日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

5歳（2000年）

1月23日、中3週で迎えた29戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

2月13日、中2週で迎えた30戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月27日、中1週で迎えた31戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（9戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上500万下の由布院特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（10戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上500万下のインディアトロフィー（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（11戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したピサノチカラに半馬身届かず2着となった。

8月27日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（12戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。