ジョリダム（2020年生、母マイダイナマイト）

ジョリダム（2020年5月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「綺麗な女性(仏)」。毛色は栗毛。種牡馬のカレンブラックヒル（当時11歳）と交配したマイダイナマイトが24歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は桑田牧場。2022年のクローバー賞(オープン)に勝利した他、2022年のジュニアグランプリ(M1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

6月15日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナイトホークスを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。4頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゴッドメリフルアスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着と苦杯を喫した。

7月27日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ3（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のイコサンをハナ差振り切って2勝目をゲットした。

11月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、2歳M1のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 小雨/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月31日、中7週で迎えた6戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

3歳（2023年）

3月12日、中9週で迎えた7戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。

5月7日、中7週で迎えた8戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

6月17日、中5週で迎えた9戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのSTV杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

7月23日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月29日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの摩周湖特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小沢大仁騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの2023ワールドオールスタージョッキーズ第1戦（札幌芝1200m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で小沢大仁騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

11月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた14戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

4歳（2024年）

2月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月18日、連闘で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの唐戸特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

5月18日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラスの大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスのSTV杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で富田暁騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた19戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの立待岬特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたオウバイトウリ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

7月21日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた21戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの知床特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

2024年8月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。