トウカイチャンプ（1990年生、母トウカイナチユラル）

トウカイチャンプ（1990年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスルーザドラゴン（当時8歳）と交配したトウカイナチユラルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）長浜牧場。戦績は、中央平地5戦1勝、地方16戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

松元省一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

5月16日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンタイクーンを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月5日、中2週で迎えた2戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のかきつばた賞（阪神芝2500m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4歳（1994年）

1月30日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた3戦目は、5歳以上500万下の紫川特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

10月22日、約9か月の休み明けで迎えた4戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

11月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の摺上特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた6戦目は、田村光則騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のケイワンボウイに4馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

12月23日、中1週で迎えた7戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田村光則騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のトヨマジョイフルに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（1995年）

1月3日、中1週で迎えた8戦目は、一般（水沢ダート1420m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田村光則騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、一般（水沢ダート1420m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田村光則騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた10戦目は、一般（水沢ダート1420m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で田村光則騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月29日、連闘で迎えた11戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田村光則騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた12戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田村光則騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月1日、中2週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた13戦目は、一般（盛岡ダート1420m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で田村光則騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスパークシチーから2馬身差の2着となった。

7月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般（盛岡ダート1420m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で田村光則騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月31日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、五葉山賞（盛岡ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で田村光則騎手（9戦2勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた16戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で田村光則騎手（10戦2勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月9日、中1週で迎えた17戦目は、佐藤雅彦騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1420m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のグレースデュールに1馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

9月25日、中1週で迎えた18戦目は、小竹清一騎手を鞍上に迎えて、セプテンバーカップ（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた19戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤雅彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のカツラキングをクビ差制して5勝目をゲットした。

10月21日、中1週で迎えた20戦目は、一般（盛岡ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は田村光則騎手（11戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のフォーレストパディをハナ差制して制した。

11月5日、中1週で迎えた21戦目は、一般（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村光則騎手（12戦3勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のフライトジョオウに2馬身半の差をつけて優勝