マイネアルナイル（2009年生、母コスモキララ）

マイネアルナイル（2009年2月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋つる座のα星」。毛色は青鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時9歳）と交配したコスモキララが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地36戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の江坂特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額800万円（8万×100口）で一口馬主が募集された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

7月2日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

10月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた5戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のグロースバンダムに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2012年）

1月14日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下のネモフィラ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

4月7日、中8週で迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

4月29日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

5月19日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかきつばた賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

4歳（2013年）

2月9日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

2月24日、中1週で迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

3月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた18戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月28日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のクールエレガンスを3/4馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

6月15日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

11月10日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の三春駒特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中井裕二騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中井裕二騎手（5戦1勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

12月23日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中井裕二騎手（6戦1勝）。17頭立ての5番人気で18番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

5歳（2014年）

1月26日、中4週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中井裕二騎手（7戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したカラフルブラッサムを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

2月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で中井裕二騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレネットグルーヴをハナ差振り切って3勝目を挙げた。

3月8日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の千里山特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中井裕二騎手（9戦2勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神芝1800m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で中井裕二騎手（10戦2勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のように急駛したが、抜け出したアンレールを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

5月4日、中4週で迎えた30戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の糺の森特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では非凡な末脚を繰り出し、4着に入った。

5月25日、中2週で迎えた31戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の御室特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（11戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月28日、中1週で迎えた33戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の京橋特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったグッドスピリッツに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月14日、約5か月半の休養明けで迎えた34戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい最後はグッドカフェと並んで7着同着となった。

12月28日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下の江坂特別（阪神芝2400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のサトノレオパードをクビ差振り切って雨下の大混戦を制した。

6歳（2015年）

2月1日、中4週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。