ナリタファースト（1990年生、母ヒコ）

経歴

デビュー前

2歳（1992年）

8月9日、デビュー戦は河北通騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は488kg。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

8月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメローホリデーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月26日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのコスモス賞（函館芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のノーザンスクリーンをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

3歳（1993年）

3月28日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で河北通騎手（3戦2勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

4月25日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若草ステークス（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は河北通騎手（4戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

6月13日、中4週で迎えた7戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（阪神芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

4歳（1994年）

4月17日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の万緑ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は河北通騎手（5戦2勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で河北通騎手（6戦2勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦のグリーンステークス（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（7戦2勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた12戦目は、桶狭間ステークス（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

7月10日、中1週で迎えた13戦目は、G2の高松宮杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河北通騎手（9戦2勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の八雲特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で河北通騎手（10戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の松前特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で河北通騎手（11戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で河北通騎手（12戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウオイカゼを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って久しぶりに美酒を浴びた。

10月15日、中3週で迎えた17戦目は、嵐山ステークス（阪神芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で河北通騎手（13戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（1995年）

6月25日、約8か月半の休み明けで迎えた18戦目は、桶狭間ステークス（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で河北通騎手（14戦3勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた19戦目は、G2の高松宮杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で河北通騎手（15戦3勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

8月20日、中5週で迎えた20戦目は、G3の函館記念（函館芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で河北通騎手（16戦3勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で河北通騎手（17戦3勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

9月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、ハンデ戦のムーンライトハンデキャップ（京都芝2200m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で河北通騎手（18戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

10月28日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の古都ステークス（京都芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は15戦連続で河北通騎手（19戦3勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。