マイネルカミカゼ（2010年生、母クラクエンウィーク）

マイネルカミカゼ（2010年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋神風」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のソングオブウインド（当時7歳）と交配したクラクエンウィークが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は畔高牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方13戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年のたらの木レース(B2一)。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,300万円（13万×100口）で一口馬主が募集された。

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

7月21日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は430kg。17頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

9月30日、中5週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた4戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月10日、中2週で迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた7戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

3歳（2013年）

1月27日、中5週で迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた9戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

3月25日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のコスモギガデインをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4月8日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C1一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルムーンに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のたらの木レース（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドブリザードを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の気仙川レース（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた14戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林俊彦騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の海と高原のまちひろのレース（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で小林俊彦騎手（5戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したチャームスマイルに半馬身届かず2着に敗北した。

6月30日、中1週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞のウイナーカップ（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林俊彦騎手（6戦3勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の楽天銀行賞（盛岡芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で小林俊彦騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦の未知の駒会震災復興祈念レース（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で小林俊彦騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた19戦目は、3歳戦のサファイア賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で小林俊彦騎手（9戦3勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったオールマイウェイにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

4歳（2014年）

1月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた20戦目は、ダイヤモンドダストレース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は11戦連続で小林俊彦騎手（10戦3勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、溢れる感動スタートレース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で小林俊彦騎手（11戦3勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で小林俊彦騎手（12戦3勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。