マイネルジョーカー（1999年生、母テンシノホホエミ）

マイネルジョーカー（1999年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラチトセオー（当時9歳）と交配したテンシノホホエミが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は船越伸也。戦績は、中央平地8戦0勝2着2回、地方8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、船越八州文から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、ビッグレッドファームによって630万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,600万円（16万×100口）で一口馬主が募集された。

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

11月25日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったシークェンスを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月15日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

12月22日、連闘で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3歳（2002年）

1月19日、中3週で迎えた4戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったアサカユウキにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月3日、中1週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月4日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

10月2日、中5週で迎えた9戦目は、平松徳彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のミルキーマジックをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上B3（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平松徳彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた11戦目は、揖保川サルビア特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平松徳彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

11月6日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平松徳彦騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた13戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、エクセレントステージ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月17日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレッドベレーザを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月28日、中1週で迎えた15戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B3（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

4歳（2003年）

1月30日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。