アールオブケント（2022年生、母コーディリア）

アールオブケント（2022年3月6日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「物語の登場人物名。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時17歳）と交配したコーディリアが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2025年の3歳。

経歴

デビュー前

新谷功一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

10月27日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では全く伸びず16着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた2戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

3歳（2025年）

5月17日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、田山旺佑騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り曇/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

6月28日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田山旺佑騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

8月22日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

9月4日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタガノミラクルに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフレッシュノワールに2馬身の差をつけて順当に勝利した。

10月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のバレアリックシーに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月31日、中3週で迎えた9戦目は、一般C6（名古屋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤聡一騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた10戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤聡一騎手（5戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノボリディアマンに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。