ダイイチアラシ（1990年生、母ピンキーパイ）

ダイイチアラシ（1990年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時11歳）と交配したピンキーパイが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、中央障害9戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

8月9日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 雨/不良）に出走。馬体重は450kg。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

8月16日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて3着に敗れた。

11月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた4戦目は、C.マッキャロン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のユージョウヒットに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月20日、中2週で迎えた5戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったオースミポイントに詰め切れず、5馬身差の2着に敗れた。

3歳（1993年）

1月5日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

6月6日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた11戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

11月6日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったリアルサンマローから約12馬身差の2着となった。

11月28日、中2週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のグレードカップに1馬身1/4の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

12月26日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

4歳（1994年）

5月21日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた16戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた17戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた18戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村卓士騎手（3戦0勝）。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のキリノホーラーに3/4馬身の差をつけて3勝目を手にした。

7月30日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村卓士騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月24日、中7週で迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 雨）に出走。鞍上は6戦連続で北村卓士騎手（5戦1勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。