ホッコーモモタン（2013年生、母ホッコーマスタング）

ホッコーモモタン（2013年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名愛称より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のベーカバド（当時6歳）と交配したホッコーマスタングが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は川端正博。主な勝ち鞍は2016年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

10月31日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は412kg。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

11月29日、中3週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

3歳（2016年）

1月24日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のアルスフェルトをクビ差振り切って初白星を挙げた。

2月27日、中4週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4月3日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

12月24日、約9か月の休み明けで迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4歳（2017年）

1月14日、中2週で迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1400m 小雪/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

4月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

8月26日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

9月30日、中4週で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に敗れた。

10月29日、中3週で迎えた11戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 雨/重）に出走。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい16着に終わった。

5歳（2018年）

3月17日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

5月12日、中7週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

7月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたウインシャトレーヌ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

8月26日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の千歳特別（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

10月23日、中7週で迎えた17戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、霜降特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた18戦目は、ナナカマド特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋哲也騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた19戦目は、向寒特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋哲也騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

12月25日、中4週で迎えた20戦目は、クリスマス特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋哲也騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

6歳（2019年）

1月10日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2イ（浦和ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋哲也騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

1月31日、中2週で迎えた22戦目は、朔風賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋哲也騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた23戦目は、埼玉県養蜂協会会長賞（浦和ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で高橋哲也騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

2月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、ハコフグ記念（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

3月26日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた25戦目は、幸手駅橋上駅舎東西自由通路完成記念賞（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた26戦目は、一般C2三四（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で秋元耕成騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。