ニッポージュピター（1986年生、母チヨダフジ）

ニッポージュピター（1986年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時14歳）と交配したチヨダフジが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の湯川特別(400万下)。

経歴

デビュー前

久保田金造厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

10月16日、デビュー戦は鹿戸雄一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったプレジャーヒルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るパンドラスボックスを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1989年）

1月15日、中4週で迎えた5戦目は、4歳400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた6戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のあすなろ賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3月5日、中4週で迎えた7戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は鹿戸雄一騎手（5戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

7月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下の湯川特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミスターアダムスに1馬身3/4の差をつけて2勝目を獲得した。

8月26日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の樽前山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（8戦2勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

9月24日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の大沼ステークス（函館芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鹿戸雄一騎手（9戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の六社特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鹿戸雄一騎手（10戦2勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

12月16日、中8週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北総特別（中山芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で鹿戸雄一騎手（11戦2勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

6歳（1992年）

4月20日、約28か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、松田路博騎手を鞍上に迎えて、狩勝特別（帯広ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月30日、中0週で迎えた15戦目は、一般A（帯広ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田路博騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた16戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、オホーツク特別（帯広ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月18日、中3週で迎えた17戦目は、一般A（旭川ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた18戦目は、旭川えぞまつ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた19戦目は、安田歩騎手を鞍上に迎えて、旭山特別（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた20戦目は、北鎮岳特別（旭川ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で安田歩騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。