セルファース（2017年生、母アミリス）

セルファース（2017年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「１３世紀建造のオランダ最古の石橋の名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時17歳）と交配したアミリスが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は笠松牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

石坂公一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月25日、デビュー戦は藤井勘一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は522kg。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着を確保した。

2月15日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヴァシリアスをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

4月11日、中7週で迎えた3戦目は、L.ヒューイットソン騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤井勘一郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。

8月1日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

8月16日、中1週で迎えた6戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。