アサクサユートピア（2001年生、母ビツキーロイヤル）

アサクサユートピア（2001年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋楽園」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時8歳）と交配したビツキーロイヤルが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

11月23日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったサクラルーチェに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

3歳（2004年）

1月31日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

3月13日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルマグナートに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田竜二騎手（6戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた8戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下のかきつばた賞（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（8戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

4歳（2005年）

1月5日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（9戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は失速してしまい16着に終わった。

3月6日、中8週で迎えた12戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、バイオレット特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた13戦目は、すみれ特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた14戦目は、スイートピー特別（佐賀ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で川野幸治騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた15戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた16戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた17戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、アマリリス特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。