チェルシー（2021年生、母クエストフォーワンダー）

チェルシー（2021年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「英国ロンドンにある地区名。母の出身地と兄たちの馬名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノアラジン（当時10歳）と交配したクエストフォーワンダーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はパカパカファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月9日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は430kg。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

11月19日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

3歳（2024年）

2月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた5戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のケープアグラスに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月30日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

9月7日、中9週で迎えた7戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したオーブルクールに3/4馬身届かず2着となった。

9月29日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長浜鴻緒騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマイネルディレクトを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月26日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で長浜鴻緒騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。