シャルトリューズ（2004年生、母アダージオ）

シャルトリューズ（2004年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「フランス南東部グルノーブル山中の地名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサザンヘイロー（当時21歳）と交配したアダージオが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地12戦1勝、地方5戦0勝2着1回。2006年の函館2歳ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月15日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は466kg。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓の闘争本能で渋太く持ち堪えて先頭に立ち、最後は2着のワルキューレを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月6日、中2週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

3歳（2007年）

3月10日、約7か月の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

12月1日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた7戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

4歳（2008年）

1月27日、中5週で迎えた8戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

2月9日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

4月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で草野太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月17日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で草野太郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

6月28日、中5週で迎えた12戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた13戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ文月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

10月9日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、ネプチューン特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノダイヒットから4馬身差の2着となった。

10月22日、中1週で迎えた15戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、ホッカイドウ競馬平取ファンクラブ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた16戦目は、鵡川ししゃも特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は川島雅人騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた17戦目は、ディープインパクト・プレミアム4（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。