レーザーブレイド（2007年生、母グレートハーベスト）

レーザーブレイド（2007年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「カミソリの刃」。毛色は栃栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時6歳）と交配したグレートハーベストが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地8戦1勝、中央障害1戦0勝、地方12戦6勝2着3回。2012年の黒潮スプリンターズカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、グランド牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、グランド牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

9月6日、デビュー戦は武英智騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

10月17日、中5週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るタマビッグボスを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

11月28日、中5週で迎えた3戦目は、2歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

3歳（2010年）

10月9日、約10か月の休み明けで迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では速い脚を使えず17着に終わった。

11月21日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は武英智騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

4歳（2011年）

1月9日、中6週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

4月9日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月11日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

10月23日、中5週で迎えた10戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、室戸灯台まつり特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月29日、連闘で迎えた11戦目は、一般Bイ（高知ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のロマンタッチを半馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

11月19日、中2週で迎えた12戦目は、奥物部べふ峡特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のトサミズキをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

12月3日、中1週で迎えた13戦目は、徳島県うずしお特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のトサミズキに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月31日、中3週で迎えた14戦目は、アペックス西日本特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したリワードブライトンを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5歳（2012年）

1月7日、連闘で迎えた15戦目は、冬でもナイター特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のブラックバニヤンをアタマ差振り切って圧倒的支持に応えた。

2月10日、中4週で迎えた16戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の黒潮スプリンターズカップ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた17戦目は、だるま夕日特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（6戦4勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のグランシュヴァリエに3馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

3月20日、中2週で迎えた18戦目は、Jpn3の黒船賞（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は宮川実騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた19戦目は、四国カルスト特別（高知ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシーアクロスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月7日、中1週で迎えた20戦目は、桂浜盃（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のアウグーリオに2馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

5月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、平嶋夏海誕生日特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（7戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったセトノジェントルに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。