フェスティヴモモ（2004年生、母ビヨンザレルム）

フェスティヴモモ（2004年2月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「もも祭（府中市大国魂神社７月２０日すもも祭りより）」。毛色は鹿毛。種牡馬のHonour and Glory（当時11歳）と交配したビヨンザレルムが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）タガミファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方21戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年のうお座特別(一般C1三)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、タガミファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、臼井義太郎によって1,102.5万円で落札された。

斎藤宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

1月21日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、4着に入り込んだ。

2月4日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

3月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

4月7日、中4週で迎えた4戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

7月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

9月1日、中5週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月7日、中4週で迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

12月11日、中8週で迎えた9戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

4歳（2008年）

1月16日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2十11（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたカツミノル決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月6日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1 C2（船橋ダート1000m 雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2六七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓の敢闘精神で渋太く持ち堪えて先頭に立ち、最後は2着のジョイフルマルコを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

3月10日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2三四（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、平均的なペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた15戦目は、しし座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のベルモントソリッドを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4月20日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、おとめ座特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

5月13日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、いるか座特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

6月4日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

7月30日、中7週で迎えた19戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（9戦2勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月13日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（10戦2勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したウエスタンビーバーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

9月4日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（11戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るネンガンをクビ差だけ差し切って3勝目をつかんだ。

9月15日、中1週で迎えた22戦目は、うお座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（12戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のルーセントタワーに1馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

10月10日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の一般B3（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（13戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた24戦目は、初冬賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（14戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた25戦目は、仲冬賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（15戦4勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5歳（2009年）

1月23日、中9週で迎えた26戦目は、望春賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で坂井英光騎手（16戦4勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

2月2日、中0週で迎えた27戦目は、疾風スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で坂井英光騎手（17戦4勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったタイヨウガデテキタに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

2月18日、中1週で迎えた28戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、オフト新潟賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

3月27日、中4週で迎えた29戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、八丈島フリージア賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。