ポップコーンジャズ（2000年生、母グレイスルーマー）

ポップコーンジャズ（2000年2月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母母と父からイメージ」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時7歳）と交配したグレイスルーマーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地5戦1勝2着2回。2003年のスイートピーステークス(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、金子真人によって1,060.5万円で落札された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月9日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサクラタイリンに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

11月23日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒシフェアレディに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2003年）

5月4日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、D.オリヴァー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったメモリーキアヌにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

5月25日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でD.オリヴァー騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、6着に終わった。

9月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、5着に終わった。