フィエレッツァ（2022年生、母プレステッツァ）

フィエレッツァ（2022年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のShanghai Bobby（当時12歳）と交配したプレステッツァが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。2025年のネクストスター東日本で2着に入った他、2024年のサードニクス特別で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2024年）

6月20日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のヤマノファルコンをハナ差振り切って初白星を挙げた。

8月8日、中6週で迎えた2戦目は、2歳オープンのサッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのサードニクス特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したナンパセンを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

10月2日、中4週で迎えた4戦目は、2歳オープンのサンライズカップ（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

3歳（2025年）

2月21日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るコーラルキングを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

3月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の君子蘭特別（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴッドバーグを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を手にした。

4月10日、中3週で迎えた7戦目は、3歳オープンのネクストスター東日本（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したガバナビリティーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月4日、中7週で迎えた8戦目は、3歳オープンの若潮スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

7月17日、中5週で迎えた9戦目は、3歳オープンの優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

8月12日、中3週で迎えた10戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、サマーナイト賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月14日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、神楽月賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた12戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、タンザナイト賞（大井ダート1650m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアレスエルピーダに2馬身の差をつけて4勝目をゲットした。