カシノクローネ（2011年生、母アイレスバリーヒル）

カシノクローネ（2011年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王冠（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時14歳）と交配したアイレスバリーヒルが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって378万円で落札された。

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

6月22日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

9月1日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

3歳（2014年）

4月20日、約7か月の休み明けで迎えた5戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた6戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では見せ場なく17着に終わった。

6月29日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴライコウに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のブラックレインをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。