スマートビクター（2019年生、母スマートノエル）

スマートビクター（2019年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+勝利者」。毛色は栗毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時14歳）と交配したスマートノエルが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は本間牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

12月19日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は520kg。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3歳（2022年）

1月8日、中2週で迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。先手を取り、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のジルバーンをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

2月6日、中3週で迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 小雪/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

5月22日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳オープンの鳳雛ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、4着を確保した。

7月23日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

11月5日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4歳（2023年）

3月12日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラスの4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラスの4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

8月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、1番手を追走途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

8月26日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスのニセコ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（6戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

5歳（2024年）

2月4日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、A.A.ルメートル騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヒロノオオゾラにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

2月17日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でA.A.ルメートル騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のオーバーザドリームを3/4馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

3月30日、中5週で迎えた18戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

10月5日、約6か月半の休み明けで迎えた19戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた20戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの伊勢佐木特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた21戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

12月22日、中4週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

6歳（2025年）

4月5日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びを欠き16着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた24戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタガノウィリアムに約10馬身の大差をつけて1番人気に応えた。

5月23日、中2週で迎えた25戦目は、創刊50周年記念日刊ゲンダイ賞（園田ダート1700m 曇/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のヒノデテイオーに1馬身1/4の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月12日、中2週で迎えた26戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、ひまわりの里佐用町おさよん特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったキングレジェンドに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中8週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の摂津盃（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

9月26日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた28戦目は、園田チャレンジカップ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

10月16日、中2週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた29戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、ゴールド争覇オープン（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた30戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、加古川靴下特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。