マイネルゴラッソ（2008年生、母トライトップゴール）

マイネルゴラッソ（2008年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋素晴らしいゴール（西）」。毛色は栗毛。種牡馬のロージズインメイ（当時8歳）と交配したトライトップゴールが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地27戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の熱田特別(500万下)。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,000万円（10万×100口）で一口馬主が募集された。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

6月20日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったポピュラーストックにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

9月5日、中2週で迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

12月19日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

3歳（2011年）

1月16日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続でF.ベリー騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた8戦目は、A.クラストゥス騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 小雪/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず最後はカトルズグリーンと並んで12着同着となった。

6月11日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 雨/重）に出走。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったトキノサコンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

7月2日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のドルフィンキックに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月24日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の村上特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったアスカクリチャンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

8月14日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の佐渡金銀山特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

11月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

4歳（2012年）

1月22日、中9週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた14戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の唐戸特別（小倉芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

3月11日、中6週で迎えた15戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く持ち堪えて、最後は2着のリビングストンを半馬身振り切って2勝目を手にした。

4月8日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ラインジェシカに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月28日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

7月8日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の御在所特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

11月3日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた20戦目は、3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって6着に敗れた。

5歳（2013年）

4月13日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月16日、中8週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切り、4着に入った。

7月13日、中3週で迎えた23戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の雄国沼特別（福島芝1800m 小雨/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（8戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

10月6日、中9週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（9戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた26戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

12月7日、中5週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（10戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。