ブラックシャリオ（2010年生、母ニシオマジョリック）

ブラックシャリオ（2010年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黒＋古代戦闘用馬車（仏）。馬群を蹴散らすようなパワフルな走りを」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時13歳）と交配したニシオマジョリックが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）笹地牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方8戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,000万円（10万×100口）で一口馬主が募集された。

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

12月1日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

3歳（2013年）

3月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

4月20日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

5月11日、中2週で迎えた5戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

6月16日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したアドマイヤスパーズにクビ差届かず2着に惜敗した。

6月30日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

8月28日、中5週で迎えた9戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鈴蘭賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したブライテンに半馬身届かず2着に敗北した。

9月27日、中3週で迎えた10戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアルジャンを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月8日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

11月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月12日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーカップ（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったセイウンラードゥガにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月25日、中1週で迎えた14戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のポップコーンに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2014年）

1月8日、中1週で迎えた15戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた16戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のゴースルーをアタマ差振り切って優勝

2月23日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は和田翼騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

3月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた19戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月25日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。13着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。