サンマルヴァレー（2019年生、母ゴールドヴァレー）

サンマルヴァレー（2019年1月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時12歳）と交配したゴールドヴァレーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は飛野牧場。主な勝ち鞍は2022年のSAGAリベンジャーズ(C2-20)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、飛野牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

千田輝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

10月3日、デビュー戦は岡田祥嗣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

12月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

3歳（2022年）

1月15日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

3月20日、中8週で迎えた4戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

7月2日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、6着に入り込んだ。

8月20日、中6週で迎えた6戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず13着に敗れた。

10月24日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

11月5日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るドミナンスを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月26日、中2週で迎えた9戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ペイシャフラガールに半馬身交わされて2着となった。

12月25日、中3週で迎えた10戦目は、玄海町浜野浦の棚田結ぶ繋ぐあかり賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカクテルグラスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って単勝一倍台の期待に応えた。

4歳（2023年）

1月12日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のポンテビアンカに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

1月28日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

5月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた13戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1400m 雨/良）に出走。17頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

8月5日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

12月2日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

2022年9月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。