イールドハード（2002年生、母カバージョラピド）

イールドハード（2002年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「負けてたまるか」。毛色は鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時14歳）と交配したカバージョラピドが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害1戦0勝、地方3戦3勝。主な勝ち鞍は2006年の一般C8。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

2月13日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

5月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

6月18日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2006年）

2月9日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C15（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のネオクリーチャーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月2日、中2週で迎えた6戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメモリーフロックに2馬身の差をつけて2勝目をマークした。

3月21日、中2週で迎えた7戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミスズユーワヒメを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

6月24日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月5日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

9月23日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

11月11日、中6週で迎えた11戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

5歳（2007年）

2月25日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

4月21日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

7歳（2009年）

1月31日、約21か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。