ワールドチケット（1997年生、母ダイナブラッサム）

ワールドチケット（1997年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時7歳）と交配したダイナブラッサムが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は聖心台牧場（有）。戦績は、中央平地21戦1勝、地方9戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、聖心台牧場から「北海道7月特別市場サラブレッド2歳」に上場され、岩崎僖澄によって735万円で落札された。

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

12月11日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

3歳（2000年）

1月22日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の白梅賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたカルストンジョージ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3月12日、中2週で迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のテイエムライコウに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月2日、中2週で迎えた7戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月14日、中2週で迎えた9戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

6月11日、中1週で迎えた11戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた13戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

4歳（2001年）

2月17日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた15戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月28日、中1週で迎えた18戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

6月12日、中5週で迎えた19戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップマーキュリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったセトノマックイーンから5馬身差の2着となった。

6月30日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

7月8日、連闘で迎えた21戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた22戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた23戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の猪名川特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた24戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5歳（2002年）

10月29日、約14か月の休養明けで迎えた25戦目は、堅田雅仁騎手を鞍上に迎えて、一般D（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた26戦目は、一般D（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堅田雅仁騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のミサトテンリュウに2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

11月30日、中2週で迎えた27戦目は、一般C（高知ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で堅田雅仁騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアンシャから1馬身半差の2着となった。

12月14日、中1週で迎えた28戦目は、一般C（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で堅田雅仁騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6歳（2003年）

1月2日、中2週で迎えた29戦目は、一般C（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で堅田雅仁騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月10日、中9週で迎えた30戦目は、一般C（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で堅田雅仁騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。