ハイエースシロー（1983年生、母キーストンシロー）

ハイエースシロー（1983年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のフアーストドーン（当時12歳）と交配したキーストンシローが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地24戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1986年の4歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

黒坂洋基厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

3月2日、デビュー戦は牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は442kg。鞍上は武藤善則騎手。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3月15日、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1800m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダービーシャインを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけてトップでゴールを走り抜けた。

4月6日、牝馬限定の4歳400万下（中山ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月19日、牝馬限定の4歳400万下（東京芝1400m 雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で武藤善則騎手。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

5月3日、4歳400万下（東京ダート1400m 小雨/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で武藤善則騎手。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したウメノハンターに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月24日、4歳400万下（東京ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で武藤善則騎手。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月4日、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で武藤善則騎手。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

10月18日、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で武藤善則騎手。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

11月8日、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で武藤善則騎手。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

11月23日、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で武藤善則騎手。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

12月13日、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

4歳（1987年）

1月5日、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

1月25日、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は武藤善則騎手。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

2月8日、5歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月22日、5歳以上400万下（東京ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3月15日、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1700m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で武藤善則騎手。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

3月28日、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に終わった。

4月26日、牝馬限定の5歳以上400万下（新潟芝1400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は津留千彰騎手。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月9日、5歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

8月1日、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

8月15日、4歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は清水英次騎手。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

8月30日、4歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月19日、牝馬限定の4歳以上400万下（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は武藤善則騎手。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

12月26日、牝馬限定の4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。