トップザビル（2018年生、母トップデサイル）

トップザビル（2018年3月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「主役になる」。毛色は栗毛。種牡馬のAmerican Pharoah（当時6歳）と交配したトップデサイルが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地1戦0勝。2022年の東京シンデレラマイル(牝S3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武幸四郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月24日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は432kg。17頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコパノキャッチングを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月29日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露したが、5着に終わった。

3歳（2021年）

1月11日、中5週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のランスオブアースに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

1月24日、中1週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 小雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

6月13日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた9戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

8月7日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月6日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のメガキャットに1馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（2022年）

1月30日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた14戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

4月3日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

5月15日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（6戦1勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず3着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの小金井特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた18戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

8月14日、中7週で迎えた19戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの三面川特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

2022年8月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月12日、中3週で迎えた20戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、涼秋特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のヴァヴィロフに2馬身の差をつけて3勝目を手にした。

10月11日、中3週で迎えた21戦目は、薄紅葉特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた22戦目は、馬産地日高特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月30日、中7週で迎えた23戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったスピーディキックに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

5歳（2023年）

3月3日、中8週で迎えた24戦目は、ありがとう酒井忍騎手（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた25戦目は、桜吹雪特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月15日、中5週で迎えた26戦目は、アルデバラン賞（川崎ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月14日、中8週で迎えた27戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫サマークイーン賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

8月27日、中5週で迎えた28戦目は、牝馬限定M1のビューチフルドリーマーカップ（水沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた29戦目は、川崎競輪バンクリニューアル記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた30戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、大磯まつり2023（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた31戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のクイーンズフェスティバル（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。