ターフエフォート（1993年生、母ブラツクニワ）

ターフエフォート（1993年6月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキリパワー（当時8歳）と交配したブラツクニワが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大北牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回、地方4戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

松永勇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

4月21日、デビュー戦は浜野谷憲尚騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月16日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で浜野谷憲尚騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、サザンハーバーに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月1日、中2週で迎えた8戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（7戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスノーインサマーを強烈な末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

12月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、マルチスター特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったタケノライナーから2馬身差の2着となった。

12月24日、中2週で迎えた11戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4歳（1997年）

1月7日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた13戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったカワキタバンスイにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

2月16日、連闘で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林久晃騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

3月11日、中2週で迎えた16戦目は、マーチ賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた17戦目は、マルチヒット特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。