ヒシポラリス（2004年生、母アタラマ）

ヒシポラリス（2004年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋北極星」。毛色は鹿毛。種牡馬のPoint Given（当時6歳）と交配したアタラマが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は富本茂喜。戦績は、中央平地25戦4勝2着2回、中央障害2戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、富本茂喜から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、阿部雅一郎によって2,625万円で落札された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

9月30日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

12月2日、中6週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

12月23日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のベルグミサイルに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2007年）

1月13日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下の黒竹賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

3月25日、中9週で迎えた6戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したピュアーフレームを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

4月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

5月6日、中3週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のわらび賞（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

5月19日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

8月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

10月28日、中7週で迎えた12戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ゼンノジュウシンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月10日、中1週で迎えた13戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート2400m 雨/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

4歳（2008年）

1月6日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

3月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の花見山特別（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のタイインテンスリーに1馬身3/4の差をつけて2勝目を収める

5月25日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

9月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の小名浜特別（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のロックリヴァーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月9日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の飯坂温泉特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

5歳（2009年）

3月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルタカラッキーをクビ差だけ差し切って休養明けの一戦を物にした。

3月29日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の常総ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた23戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の総武ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

10月17日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（6戦2勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた25戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の錦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

6歳（2010年）

1月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた27戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に57kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7歳（2011年）

2月23日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた28戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、野島崎特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。