マチカネキサンジ（1985年生、母スズカマダ）

マチカネキサンジ（1985年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時11歳）と交配したスズカマダが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）昭和牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着1回、地方15戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

二分久男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

2月7日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた2戦目は、樋口弘騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4月23日、中5週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月4日、約7か月半の休養明けで迎えた5戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

4歳（1989年）

1月28日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

2月4日、連闘で迎えた7戦目は、5歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月18日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上400万下（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小屋敷昭騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上400万下（中京ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のリーベンオーを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4月9日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上400万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた12戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（京都芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上400万下（阪神芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

5歳（1990年）

3月24日、約9か月半の休養明けで迎えた14戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都芝2400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（4戦0勝）。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5月26日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

8月12日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた18戦目は、久保敏文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の奥尻特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

8月18日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で久保敏文騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の竜飛崎特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保敏文騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の木古内特別（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で久保敏文騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

9月29日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた22戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の二見ケ浦特別（中京芝2500m 曇/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったドクターシャトルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月20日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

6歳（1991年）

2月27日、約4か月半の休養明けで迎えた24戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマンノキヤツスルから1馬身半差の2着に敗北した。

3月23日、中2週で迎えた25戦目は、細川忠義騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた26戦目は、鏡川特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は徳留康豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月29日、連闘で迎えた27戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3-1（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた28戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、あやめ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月30日、中4週で迎えた29戦目は、やまゆり特別（高知ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は徳留康豊騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月9日、連闘で迎えた30戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月10日、中4週で迎えた31戦目は、一般C3-1（高知ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で徳留康豊騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月1日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた32戦目は、オパール特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で徳留康豊騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月8日、連闘で迎えた33戦目は、一般C3-1（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で徳留康豊騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた34戦目は、ひよどり特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で徳留康豊騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったハードリーガーからハナ差の2着に甘んじた。

12月8日、中4週で迎えた35戦目は、雷鳥特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で徳留康豊騎手（8戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月17日、連闘で迎えた36戦目は、田中守騎手を鞍上に迎えて、一般C2-1（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた37戦目は、歳の市特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は徳留康豊騎手（9戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7歳（1992年）

2月22日、中7週で迎えた38戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（10戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。