タニノマイルストン（2009年生、母タニノメール）

タニノマイルストン（2009年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋画期的な出来事」。毛色は栗毛。種牡馬のタニノギムレット（当時10歳）と交配したタニノメールが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地13戦1勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

5歳のとき、谷水雄三から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、イズモリファームによって57.75万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

2月25日、デビュー戦は小林慎一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。馬体重は416kg。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

5月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

7月21日、中5週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず最後はストームセンターと並んで6着同着となった。

8月18日、中3週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスズカドンドンに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月16日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始14番手を追走。直線では決め手が足りず12着に敗れた。

11月11日、中7週で迎えた7戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では賦性のガッツでゴールまで頑張り、4着に入った。

4歳（2013年）

3月24日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の土湯温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

6月23日、中7週で迎えた10戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月6日、中1週で迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

11月16日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず14着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた13戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の高砂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。