アスール（2001年生、母アローム）

Azul

2001.03.12

アスール（2001年3月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「青（西）」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時16歳）と交配したアロームが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地12戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,680万円（8.4万×200口）で一口馬主が募集された。

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

9月27日、デビュー戦は小池隆生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

12月28日、中9週で迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグランプリカイザーを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

3歳（2004年）

1月17日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた4戦目は、3歳500万下の白梅賞（京都芝1600m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は小池隆生騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5月9日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

7月4日、連闘で迎えた8戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月15日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着を確保した。

8月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は岩崎祐己騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい15着に終わった。

4歳（2005年）

1月22日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。