カールファターレ（2007年生、母エルフィンフェザー）

カールファターレ（2007年5月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「巻き毛が魅惑する（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時6歳）と交配したエルフィンフェザーが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

2月7日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 雨/良）に出走。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

7月17日、中7週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、5着に入り込んだ。

8月1日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したソフィバニヤンに半馬身届かず2着に敗北した。

8月21日、中2週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のリトルジュンに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月31日、中9週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

4歳（2011年）

2月19日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

6月12日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

9月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

5歳（2012年）

1月28日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。