クランフォード（2021年生、母エンジェルフェイス）

クランフォード（2021年2月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「米国のローズガーデン名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のBricks and Mortar（当時7歳）と交配したエンジェルフェイスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。主な勝ち鞍は2023年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

10月14日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、タガノエルピーダに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月3日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアレンジャーに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2024年）

2月3日、中8週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスの春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、オメガウインクに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月25日、中2週で迎えた4戦目は、A.A.ルメートル騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1200m 小雨/重）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4月28日、中8週で迎えた5戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のリラボニートに4馬身の差をつけて制した。

6月23日、中7週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの瀬田特別（京都芝1400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のマイネルティグレに3馬身半の差をつけて3勝目を収める

8月17日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上3勝クラスの豊明ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエピプランセスを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月26日、中9週で迎えた8戦目は、G2のMBS賞スワンステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（5戦3勝）。17頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。