ヴィンチトーレ（2010年生、母リンデンシラユリ）

ヴィンチトーレ（2010年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勝者（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時10歳）と交配したリンデンシラユリが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中田英樹。戦績は、中央平地17戦0勝2着1回、地方8戦0勝。

経歴

デビュー前

当歳のとき、中田英樹から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、深見富朗によって1,785万円で落札された。

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

11月25日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

12月8日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

3歳（2013年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を5馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたカレンバッドガール決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

5月12日、中6週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた10戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月7日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた12戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の甲武特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

4歳（2014年）

5月4日、約7か月半の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた17戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

9月26日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から48kg増やして迎えた18戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

10月29日、中4週で迎えた19戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。

12月17日、中6週で迎えた20戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に終わった。

5歳（2015年）

1月19日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた22戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2四五六（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた24戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、若鮎特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1五 C2四（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。