ディアタイガ（2012年生、母ディアインビクタス）

ディアタイガ（2012年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大河」。毛色は栗毛。種牡馬のサムライハート（当時10歳）と交配したディアインビクタスが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田ファーム。戦績は、中央平地6戦1勝、地方29戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

石栗龍彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月21日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のゼトスを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月19日、中3週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦1勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

10月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンのカンナステークス（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた5戦目は、2歳500万下のオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

12月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

3歳（2015年）

10月28日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から5kg絞って迎えた7戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の神無月特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた8戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた9戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた10戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、内田もあさん生誕記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したボブリンにアタマ差届かず2着に惜敗した。

12月29日、中1週で迎えた11戦目は、雪吊賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2016年）

3月9日、中9週で迎えた12戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた13戦目は、一般B7 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下雅之騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた14戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山下雅之騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

4月15日、中0週で迎えた15戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下雅之騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた16戦目は、野々村忠!頑張れよグランプリ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山下雅之騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた17戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山下雅之騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた18戦目は、笠松応援記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山下雅之騎手（6戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

6月17日、中1週で迎えた19戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般B9（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた20戦目は、焼岳賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下雅之騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた21戦目は、かみのやま温泉郷特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下雅之騎手（8戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のリズヴェーリョを半馬身振り切って久しぶりに白星を挙げた。

7月27日、中1週で迎えた22戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山下雅之騎手（9戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた23戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下雅之騎手（10戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた24戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた25戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた26戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた27戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた28戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、きよーて特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた29戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

12月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

12月21日、中0週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた31戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月30日、連闘で迎えた32戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は中越琉世騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

5歳（2017年）

1月24日、中3週で迎えた33戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のピエスモンテに1馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

2月7日、中1週で迎えた34戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、クロッカス特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

2月14日、連闘で迎えた35戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は中越琉世騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。